遺伝子検査
遺伝子をバイオマーカーとする検査
私たちはmRNA/miRNAを用いた検査手法を確立しています。
RNAを用いた検査は体の変化の前段階を捉えることができる優れた病態診断法といえます。
RNAを用いた検査
例えばがんの場合、通常とは異なるタンパク質を発生させることがあり、
これを腫瘍マーカーとして利用することはすでに行われています。
mRNAはタンパク質を合成する前駆体として発生し、
そのmRNAを多数のmiRNAが遺伝子発現調節に使われていることがわかっています。
つまり、mRNAやmiRNAは実際に病態が変化する前から高活性になっており、
これを検出することによって、より早期の段階で体の変化を掴むことができることがわかります。
私たちは、この検査手法を用いて、「病気=治療」以外の
アプローチを提案することが可能です。
病気の早期発見
未病段階での治療の可能性
疾患が完全に顕現する前の段階で、miRNA/mRNAの活性状況を確認すれば、いずれその疾患に罹患する、という状況を掴むことができます。
従って、状態がわかれば未病段階でのコントロールが可能になると感がています。
治療効果の確認
実際の効果を数値で確認できる
ある疾患に対して行われた治療が、有効であるかどうかを数値で確認することができるようになります。
より有効な治療を選択することで、医師も患者も負担少なく病気と対峙することができるようになります。
健康状態の管理
パーソナライズ
継続的にmiRNA/mRNAを測ることで、体の状態変化を常時監視することができます。
免疫などの関連RNAをデータ化すれば、その人個人の健康状態を綿密に管理することも可能です。
広がる可能性
体の変化の最も根本的な状態を測ることができるため
様々な病態を探ることができます。
私たちはR&Dでこの範囲と制度を広げる研究を行っています。
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脳疾患 / 精神疾患系
異常タンパクや神経伝達物質の活性/不活性に起因すると見られる病の前駆状態を検査することで、早期発見、治療の可能性が高まります。
(アルツハイマー病、老人性痴呆、発達障害、うつ病など) -
がん / 腫瘍(新生物)
良性/悪性問わず、腫瘍は活発にタンパク質が合成されることから、miRNA/mRNAの活性を検査することは理にかなった検査方法といえます。
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内分泌異常による疾患
ペプチドホルモンなどmRNAを鋳型として生合成される物質やタンパク質を主成分としている酵素の多寡に起因する疾患は早期発見の対象とできる。
(多くの内臓疾患、糖尿病、バセドウ病、痛風など) -
免疫系に関連する疾患、体の状態
免疫細胞そのものの活性度を事前に察知することができます。免疫の低下をもたらす生活習慣の不良なども確認することができます。 (自己免疫疾患、アレルギーに対する反応、腫瘍免疫の状態など)
オーダーメイドプランも承ります
クリニック、研究所などでオリジナルの検査パッケージを
ご提供することが可能です。
特にmiRNA/mRNA検査は
個人の2回の結果の相対評価を推奨しておりますので
導入までスピーディーに対応可能です
私たちの事業領域
細胞リプログラミング技術を応用し、様々な生活領域に提供できる製品に展開できる研究開発を行っています。